【センバツ】龍谷大平安が延長戦制す 津田学園のエース・前を攻略

スポーツ報知
延長11回1死一、二塁、左越えへ先制の適時二塁打を放つ龍谷大平安・奥村真大(津田学園の捕手・阿万田琉希)

◆第91回センバツ高校野球大会第3日 1回戦 津田学園0―2龍谷大平安(25日・甲子園)

 龍谷大平安の野沢秀伍(3年)、津田学園の前佑囲斗(まえ・ゆいと=3年)、両エースの投げ合いとなった一戦は、互いに一歩も譲らず、無得点のまま今大会2試合目の延長戦へ突入した。

 そして11回表。龍谷大平安は北村涼二塁手(3年)が死球で出ると、二盗を成功。次打者の敬遠で1死一、二塁のチャンスをつかむと、「ストレート一本に絞った」という5番の奥村真大三塁手(2年)が、前の164球目を思い切り引っ張り、左翼深くへの適時二塁打として先制。なおも1死二、三塁で、三尾健太郎一塁手(3年)が左犠飛を放った。

 投げてはその裏、野沢が3者凡退に抑え、龍谷大平安が2―0で勝利。京都勢は春夏を合わせて通算200勝目。野沢は132球で4安打完封。一方の前は170球を投げ、4安打2失点だった。

 ワンチャンスをものにした龍谷大平安の原田英彦監督(58)は「バッテリーを中心によく持ちこたえた。野沢が本当に粘った。(北村への)死球が大きかった」と振り返った。野沢は「粘ることだけを考えた。コースにボールが決まってよかった」と話した。

 

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