【センバツ】ヤクルト奥村の弟・真大が兄の前で決勝打 龍谷大平安が京都勢春夏通算200勝

スポーツ報知
延長11回1死一、二塁、左越えへ先制の適時二塁打を放つ龍谷大平安・奥村真大(

◆第91回センバツ高校野球大会第3日 1回戦 龍谷大平安2―0津田学園(25日・甲子園)

 龍谷大平安(京都)が津田学園(三重)を延長11回の末に破り、京都勢春夏通算200勝を達成した。延長11回1死一、二塁で、ヤクルトの奥村展征(のぶゆき)内野手(23)の弟・真大三塁手(2年)が左越えに決勝の適時二塁打を放った。兄が三塁側アルプス席で観戦する中で活躍した。「(前の打者が敬遠されたため)自分の方が下と見られて悔しかった。絶対に打ってやろうと思った。『勝負してくれて、ありがとう』という感じだった」と、ガッツポーズした。

 元衆院議員の祖父・展三さん(74)は甲賀(滋賀=現水口)の監督として1968年センバツに出場。現在は母校・甲西(滋賀)監督の父・伸一さん(50)は86年夏の甲子園で本塁打。兄は日大山形で13年夏の甲子園で、初打席で本塁打を放った。

 もう少しで父と兄に続く史上初の親子3人アーチだったが、フェンスに直撃。「ちょっと入ったかな、と思ったけど、入れてもセコイ感じ。入らなくてよかった。格好良く本塁打を打ちたい」と、冗談交じりに意気込んだ。

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