【センバツ】投手の球数制限、球数よりイニング制限がいいのでは

スポーツ報知
延長11回1死一、二塁、龍谷大平安・奥村真大(左)の適時二塁打を浴びた津田学園・前佑囲斗

◆第91回センバツ高校野球大会第3日

 第1、第2試合は延長11回の熱戦となり、全4チームの先発が完投した。津田学園・前、石岡一・岩本は170球、最も少なかった龍谷大平安・野沢でも132球。球数制限が話題となる中、4月から始まる「投手の障害予防に関する有識者会議」にも1つのケースとして報告されるという。

 若年世代の故障予防のために策を講じることは、間違いなくこれからの日本球界が進んでいく道。それでも、球数制限はどうだろう。仮に100球という球数制限があった場合、石岡一は9回裏を2番手の投手で迎えなければならなかった。試合の中で投球制限をかけるならせめてイニング数にすることで、試合の本質的な面白さを守ってほしい。

 関係者によると、1試合の球数より登板間隔の方が影響が大きいという声もあるという。延長までもつれた2試合で負けた2チームにとっても、戦い切ったという思いは残ったのではないだろうか。(アマ野球担当・山口 泰史)

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