【センバツ】筑陽学園が接戦を制し、春初出場で待望の甲子園初勝利

スポーツ報知
7回2死二塁、中越えへ勝ち越しの適時二塁打を放つ、筑陽学園・野田優人(カメラ・谷口 健二)

 ◆第91回センバツ高校野球大会第4日 ▽1回戦 筑陽学園3―2福知山成美(26日・甲子園)

 昨秋の九州王者・筑陽学園(福岡)が2003年夏以来の出場で、春夏通じて初の甲子園1勝をつかんだ。

 2―2で迎えた7回、2死から4番・江原佑哉二塁手(3年)が四球で出塁し、暴投で二塁へ。この好機に野田優人左翼手(3年)がこの日3安打目となる中越えへの適時二塁打を放ち、勝ち越し。これが決勝点となった。

 投げては先発した右腕・西雄大投手(3年)が4回に3安打されて2点を失い、一度は逆転されたものの、5回以降は散発2安打、二塁も踏ませない安定した投球で福知山成美(京都)の打線を抑え、95球で無四球完投勝利した。

 筑陽学園の江口祐司監督(56)は「生徒がよく頑張ってくれた。低めのボール球を振らなかったことでストライクゾーンが上がってきたことが一番の勝因。その見極めが勝負を分けたと思います」と打線をたたえていた。

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