ダルビッシュらFA4投手の動向なぜ決まらない? 代理人異なり条件けん制し合い市場停滞

スポーツ報知
2018年の主な日本人選手の動向

 MLBの今オフFA市場が停滞している。米国時間10日に、ドジャースからFAとなっているダルビッシュ有投手(31)が、米記者のレンジャーズ、ヤンキース、ツインズ、カブス、アストロズが候補とのつぶやきを受け、「あと1球団あるのを知っている」と自らのツイッターでつぶやいた。

 ダルは今オフのFA超目玉で、昨年中に移籍先が決まってもおかしくなかった。その他にも最近3年間54勝のJ・アリエッタ(前カブス)、ともにトミー・ジョン手術から復活して2ケタ勝利を挙げたL・リン(前カージナルス)とA・コブ(前レイズ)と評価の高い3投手も依然移籍先が決まらない。4投手とも代理人が異なるため、他投手の条件を見守ってけん制し合っているのが大きな要因だ。打者でもタイガースとDバックスで合計45本塁打、104打点をマークしたJ・D・マルティネス外野手が総額2億ドル(約226億円)の契約をもくろんでいるとされ、こちらも決まっていない。

 この状況で割を食っているのはダル以外の日本人選手。イチロー、上原、青木はメジャー契約がもらえるかどうか微妙な状況。NPBからの渡米組は平野がDバックス、牧田がパドレスとリリーフ2人はともに2年契約したものの、海外FAの涌井は前記したように、先発投手市場のスローぶりがもろに影響している。

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