エンゼルス大谷、前半戦総括「いい経験」…9回代打三振

スポーツ報知

◆ドジャース5―3エンゼルス(15日・ロサンゼルス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は15日(日本時間16日)、敵地・ドジャース戦で代打で出場。1点を追う9回先頭で守護神・ジャンセンに空振り三振を喫した。この日で前半戦を終了。投打の二刀流で全米を驚かせたメジャー1年目の前半戦を総括した。

 表情には充実感がにじみ出た。「すごくいい経験がたくさんできた。初めての経験ばかり。いいことも悪いことも経験になる」。二刀流に懐疑的な視線が向けられる中、4月までに2勝&4本塁打を記録し、ア・リーグ月間最優秀新人賞を受賞。「SHO TIME」と称され、全米を席巻した。6月上旬に右肘内側側副靱帯(じんたい)の損傷で約1か月離脱したが、投手で4勝1敗、防御率3・10。打撃では打率2割8分3厘、7本塁打、22打点。エ軍に欠かせない戦力となった。

 慣れない米国での一人暮らしだが、頭の中は常に野球。「あまり外に出ない。(日本時代と)そこは変わらない。基本的には野球を頑張りたい」と意気込む。19日には右肘の再検査を受け、二刀流復活へ歩みを進める。「十分ポストシーズンを狙える。(開幕前は)大して期待はされてなかったけど、後半戦でもっと期待されるように」と言葉に力を込めた。(小谷 真弥)

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