大谷がバーランダー撃ち　１１度目マルチ

◆エンゼルス０―７アストロズ（２１日・アナハイム）

　【アナハイム（米カリフォルニア州）＝小谷真弥】エンゼルスの大谷翔平選手（２４）は２１日（日本時間２２日）、本拠地のアストロズ戦に「５番・指名打者」で２戦連続先発フル出場。メジャー通算１９８勝のＪ・バーランダーから右越え二塁打を放つなど出場６戦ぶり、１１度目のマルチ安打をマークした。

　４回１死一塁。内角１５４キロ直球を右越え二塁打。バーランダー撃ちに成功したが「何回か、いいスイングができた。１打席目をもっといい打席にできれば、また違う展開にもっていけた」と、２回無死一塁でセーフティーバントを試みての投ゴロを反省した。

　前回５月１６日は４打数無安打３三振。「前回は全く自分のスイングができなかった。ちょっとずつでも進んで行ければ」。開幕後はステップを踏む右足のかかとを上げて上半身をひねっていたが、かかとの上げ幅を小さく、ひねりの動作も抑えた打法で微調整。「トップクラスの投手。後ろから見るのも勉強になる」と話す相手から６打席目で快音につなげた。

　９回先頭では課題とする左投手のシップから右翼線二塁打。３連敗のチームは開幕戦で敗れて以来の借金生活。次は勝利へつながる一打を求めていく。