ダルビッシュ、ブルペンで55球

スポーツ報知

 右上腕三頭筋の腱炎で故障者リスト(DL)入りし、再検査で右肘の炎症などが判明したカブスのダルビッシュ有投手(31)が4日(日本時間5日)、ブルペン入りして投球練習を行った。

 7月上旬にキャッチボールを再開して以降、4度目となったブルペンでの投球練習。ウォーミングアップで25球を投じると、その後は2イニングを想定して投球。休みを取って15球ずつを2度投げた。すべての変化球を交えて計55球を投じた右腕は「腕もだいぶ振れるようになってきた。前に進んでいると思う」と確かな手応えを口にした。

 6月下旬に右肘にコルチゾン注射を受けてからは右肘のケアを中心に行ってきたが、10日ほど前からは背骨を中心とした体のゆがみを矯正することに注力。「ちょうどそのタイミングから(右肘の)痛みがなくなりだした」。自らの体を見つめ直し、不安なく腕を振れる状態に近づいたこともあって、ダルビッシュの表情も明るかった。

 8日には打者を立たせて実戦形式に登板する予定。「(メジャー復帰の時期は)チームの人と話し合っていかないといけない。まだまだですけど、次はやっとシミュレーテッド・ゲーム。ここからという感じ」。慎重に言葉を選びながら、近づく実戦復帰に向けて気を引き締めていた。

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