大谷、ブルペンでシャドーピッチング 試合は無安打も盗塁決めた

スポーツ報知

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=穐村 賢】エンゼルスの大谷翔平選手(24)が6日(日本時間7日)、タイガース戦の前に右肘の故障後初めてブルペンで傾斜を使ってシャドーピッチングを行った。7日連続で行ったキャッチボールで50球を投じると、おもむろにブルペンへ向かった大谷。タオルを手に取りシャドーピッチングを行い、マウンドの傾斜を入念に確認し「久々の感じはしましたけど、動き的には案外まとまってる。一個一個進んでるかなと思う」と手応えを口にした。

 投手として順調な回復を見せる大谷に、ソーシア監督も「ブルペン投球できる日は近づいている。正しい方向に向かっている」と満足げな表情。この日球場を訪れ、約10分間談笑した元日本ハムコーチの白井一幸氏も「『いつでも投げられるくらいなんですけど、慎重にやってます』と話していた」と大谷との会話を明かし、かつての”教え子”の回復ぶりに目を細めた。

 「5番・DH」で4試合連続先発出場したタイガース戦では、2四球を選んで今季4つ目となる盗塁もマーク。相手先発左腕のボイドには三振を喫するなど、打率1割台と苦手にする左腕への対応に課題も見せたが「アプローチ的に良くなってると思うので、進歩してる部分もある」と悲観していなかった。

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