大谷翔平「7割くらいで…」故障後初ブルペン 試合はDHで4打数1安打

スポーツ報知

◆エンゼルス0―7アスレチックス(11日・アナハイム)

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=穐村賢】右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷から投手復帰を目指すエンゼルス・大谷翔平(24)が11日(日本時間12日)、故障後初めてブルペンで投球練習を行った。

 本拠地でのアスレチックス戦前にブルペン入りし、捕手を立たせて23球。ナギー投手コーチや代理人のバレロ氏が見守る中、カーブ2球とスライダー2球を織り交ぜ「7割くらいで(感覚を)確かめながら。まずはいい形で1日を終われた」とすがすがしい表情だった。

 マウンドの傾斜を使った投球は右肘の張りを訴えた6月6日以来。直球が抜ける場面もあったが、大谷は「季節が変わって感覚も多少ずれている。もう一回、一からやりたい」と冷静。今季中の投手復帰を期待するソーシア監督も「状態が良くなっていることを確認した上で今後の予定を決めたい」と慎重だった。14年に右肘靱帯の部分断裂で同じ治療を受けたヤンキース・田中は投球練習再開からメジャー復帰まで約1か月を要している。

 「3番・DH」で3戦ぶりに先発出場した試合では9回先頭で中前打を放ち、4打数1安打だった。「打ち損じてるところがあるので、しっかり修正して明日は打席に向かいたい」と反省を忘れなかった。

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