マエケン救援で2回無安打0封4K

スポーツ報知

◆ドジャース3―5カージナルス(20日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠地でのカージナルス戦で2―3の7回に4番手として登板。2回を投げて無安打無失点、4奪三振と好投したが、勝敗は付かず防御率は3・78となった。チームは3―5で敗れた。

 カージナルスの中軸を相手に前田が圧巻の投球を披露した。敗戦投手となった前回14日の登板から中5日で上がったマウンド。「疲れは取れたし、いい状態だった。間隔は気にならなかった」。先頭の3番デヨング、4番オズナから連続三振を奪うと、続くウィズダムを二飛に退け、この回を3人で片付けた。

 味方打線が同点に追い付いた直後の8回にも、さらなる奪三振ショーを披露。6番ベイダー、続くウォンから2三振を奪い、最後はペーニャを遊飛。最速94マイル(約151キロ)の直球と低めへの鋭い変化球で外野にすら打球を飛ばさせなかった右腕は「先発の時から状態は悪くない。それを継続できている。短いイニングなので、いつでも力を入れることはできる」と胸を張った。

 この日から不整脈のために故障者リスト入りしていた守護神のジャンセンが戦列復帰したが、ロバーツ監督は「ケンタは当面ブルペンから、重要な局面で登板してもらうことになる」。ジャンセンへとつなぐセットアッパーとして起用することを明言した。打者6人から4三振を奪う好救援で応えた前田は「大事な場面とか終盤に投げるのはすごく大変だなって改めて思う」。慢心することなく、重要なポジションを任された覚悟を口にした。

 (穐村 賢通信員)

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