バーランダー、6回11K1安打無失点 自己最多280奪三振「勝つために精一杯投げれば数字も付いてくる」

スポーツ報知

◆アストロズ 10-5 エンゼルス(22日・ヒューストン)

 アストロズの通算204勝右腕、ジャスティン・バーランダー投手(35)が22日(日本時間23日)、本拠地のエンゼルス戦で先発し、6回1安打無失点と力投。今季12度目となる2ケタ11三振を奪い、シーズン自己最多の280奪三振をマークした。

 初回、2番のフェルナンデスに14球まで粘られ死球。3回には交代した2番・マルテに11球を費やし、6回103球と球数は増えたが、安打は2回にアップトンに許した左前打のみ。打線の援護はわずか1点の中で11Kを奪う力投を見せた。「4、5点のリードがあれば、打たせて取る投球で球数を抑えることに集中することもできたが、接戦で失点は許されなかった」と振り返った。

 投球回も208へ伸ばし、奪三振と共に現時点で“リーグ2冠”。「シーズンを通して5日ごとに先発し、勝つために精一杯投げれば、シーズン終了後にはイニング数や奪三振の数字も付いてくる」と話した。

 チームの投手陣は1615奪三振。2017年のインディアンス(1614)を抜くメジャー最多記録を樹立した。「みんなハイレベルの投球ができており、空振りが取れている」と右腕。チームは8回の5失点で逆転を許したため自身の17勝目は消えたが、その裏に打線が6安打3四球の猛攻で9点を奪って再逆転。プロ14年目の35歳は充実感を漂わせて球場を後にした。

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