田中将大、地区シリーズ第2戦に先発「マウンドで結果を出すだけ」

スポーツ報知

 ヤンキースは5日(日本時間6日)、Rソックスとの地区シリーズ第1戦に4―5で惜敗。第2戦は田中将大投手(29)が先発。公式会見で「結果を出すだけ」と力強く言った。アストロズは7―2でインディアンスに先勝。ナ・リーグは第2戦が行われ、ドジャースはエースのC・カーショーが8回無失点の快投で3―0でブレーブスに、ブルワーズは4―0でロッキーズに、ともに連勝して優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 ヤンキースは、好敵手Rソックスとの地区シリーズ第1戦、終盤の追い上げもかなわず4―5で落とした。先発ハップが初回にマルティネスに3ランを浴び、3回途中KOで降板したのが誤算となった。ブーン監督は「ハップは直球の制球が若干、よくなかった。攻撃は追い上げたが、あと1本が続かずビッグイニングをつくることができなかった」と振り返った。

 6日の第2戦は田中が先発する。試合前には公式会見に臨み、「経験が生きる部分はあると思うが、今年は今年。整理はできている。マウンドで結果を出すだけ」と語った。

 MVP候補と言われ、この日も3打数1安打と活躍したベッツには、今季5打数5安打されているが、「今までの対戦成績は明日、関係ない。明日は明日。そこが自分の中で大事だと思っている。それは去年のヒューストン(アストロズ)でも証明した。明日もそれができるようにしっかり投げたい」。

 昨年、公式戦で防御率43・20と苦しんだアストロズ打線に、優勝決定シリーズでは、13イニングで2失点、1勝1敗も共にクオリティースタートと好投した例を挙げ、短期決戦には新たなメンタルで挑むつもりだ。

 「自分にできることは、この舞台になったからといって変わるものじゃない。しっかりと自分のバランスでマウンドに上がることができれば。全て持っているものを出したい」。試合では相手打者を観察していた19番、昨年同様の好投を期していた。(一村 順子)

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