ドジャース、地区シリーズ突破!マエケン、1回無失点で勝利に貢献

スポーツ報知

◆ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 ブレーブス2―6ドジャース(8日・アトランタ)

 地区シリーズが各地で行われ、ドジャースの前田健太投手(30)は8日(日本時間9日)、ブレーブスとの第4戦、4点リードの8回に救援し、1回を無失点に抑えて勝利に貢献。また、アストロズはインディアンスに3連勝し、両チームともにリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 試合後のシャンパンファイト。前田はカーショー、ケンプ、プイグ、ベリンジャーら同僚から代わる代わる美酒を浴びせられた。取材に応じている最中もだ。「うれしい…」と口を開いたが、アルコールが目にしみるのか言葉が続かない。ド軍での存在感の大きさを物語っていた。

 今季のポストシーズン(PS)初登板は4点リードした8回から。簡単に2死を取ったが、連打で一、三塁のピンチを招いた。打者はメジャー通算152本塁打のL・デューダ。3ボール1ストライクから149キロ直球を右翼ポール際へ特大ファウルされたものの真っ向勝負を貫き、150キロ直球で中飛に仕留めた。「あそこは力勝負だと思いましたし、走者をためるよりもストライクゾーンで力強い球を投げ込もうと自分で決めていた」。仮に一発を浴びていれば1点差に迫られたが、右腕の気迫が上回った。

 今季のPSは主に8回、守護神・ジャンセンにつなぐ勝利の方程式の一角を任されている。フリーマン、マーケーキスら左打者が主軸のブレーブス相手には第3戦まで登板がなかったが、「投げないで勝つなら一番楽。全試合ブルペンで作っていたので気持ち的にはできていた」。昨季のPSでセットアッパーとして9試合に登板し、2勝0敗、防御率0・84を記録した安定感は健在だ。

 「ここからの1勝はすごく重みのある大変な1勝なので、一個一個積み重ねていけるように頑張りたい」。昨季届かなかった1988年以来のワールドシリーズ制覇まで、あと8勝だ。(小谷 真弥)

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