Rソックス、総力戦で1勝1敗タイに…ア優勝決定S

スポーツ報知

◆ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 レッドソックス7―5アストロズ(14日・ボストン)

 レッドソックスが14日(日本時間15日)、リーグ優勝決定シリーズ(S)第2戦でアストロズを下し、通算成績を1勝1敗とした。レ軍は3回にブラッドリーの左越え二塁打で3点を奪って逆転。7、8回にも加点し逃げきった。第3戦は16日(同17日)にア軍の本拠ヒューストンで行われる。ナ・リーグの優勝決定Sは移動日。第3戦はドジャースの本拠で15日(同16日)に再開する。

 Rソックスが投手陣の総力戦で勝利をもぎ取った。まずはポストシーズン(PS)悲運の先発プライス。ヤンキース・田中と投げ合った地区シリーズ第2戦は1回2/3で3失点。PS先発10試合で0勝9敗の不名誉な記録をつくったが、この日は4回2/3で降板もリードを守り、8日前にブーイングされた本拠地でスタンディングオベーションに包まれた。

 PS先発11試合目で初めてチームに勝ちをもたらした左腕は「小さな一歩だけど幸せだ。個人の勝利より、チームの勝ちこそが全て。打線の援護と守備に助けられた」と感慨深げだった。

 バーンズ、ブラジアが無安打救援、8回には先発要員で地区シリーズ第4戦で5回1失点、勝利投手となったポーセロが、地区シリーズ第1戦に続いて中継ぎ登板。ゴンザレス、コレアを連続空振り三振に仕留めた。PS3試合で1勝2ホールドと大車輪の活躍を、コーラ監督も「感動的だった」と絶賛した。

 3回にブラッドリーが満塁走者一掃二塁打、そして不振だった首位打者ベッツも2安打と復調したレ軍。第1戦先発のセールが胃の疾患でボストン市内の病院に入院の緊急事態も、総力戦でシリーズをタイに持ち込んだ。(一村 順子)

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