Rソックス ブラッドリーがPSチーム6人目の満塁弾

スポーツ報知

◆アストロズ2ー8Rソックス(ヒューストン)

 レッドソックスが16日(日本時間17日)、敵地ヒューストンで行われたリーグ優勝決定戦第3戦で、8―2でアストロズを下し、通算成績を2勝1敗とした。レ軍は先発イオバルディが6回2失点の好投で、ポストシーズン(PS)2勝目を挙げた。

 2―2で迎えた6回にピアースが勝ち越しソロ、8回にはブラッドリーの満塁本塁打で突き放した。第4戦は当地で17日に行われる。

 伏兵ブラッドリーが一振りで試合を決定付けた。8回2死満塁、代打モアランドが押し出し死球の直後だった。「高めの球を待っていた」と狙った直球は右翼席に一直線で飛びこんだ。

 「手強いアストロズを相手に、得点は幾らあっても足りない。特別な打席になった」。ベッツらに背後から氷入りの水を掛けられ、手荒い祝福を浴びた。

 レッドソックスのPSでの満塁弾は、2013年のリーグ優勝決定シリーズのビクトリーノの以来6人目。公式戦の満塁チャンスは19打席あって1安打1四球だった9番打者が、14日の第2戦でも満塁から逆転の左越二塁打で3打点。PSでの勝負強さが際立っている。「結果に一喜一憂せず、今の一瞬に集中し、終わったことは、すぐ切り替えることにしている」と胸を張る。

 先発3番手のイオバルディも6回6安打2失点。高校時代、一昨年と2度にわたるトミー・ジョン手術を経て、メジャーに復帰した右腕が安定感を発揮。14日に胃の疾患で緊急入院したセールもこの日チームに合流。きょう15日にブルペン投球練習を行う予定で、今PSでは敵地で3戦3勝のチームの気運は上昇している。(一村 順子通信員)

 

野球

×