マエケン、痛恨暴投でPS初失点 連覇崖っ縁「もったいない」

スポーツ報知

◆ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦 ブルワーズ7―2ドジャース(19日・ミルウォーキー)

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=小谷真弥】前田健太投手(30)所属のドジャースが2年連続ナ・リーグ制覇に黄信号。19日(日本時間20日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に2―7で完敗し対戦成績が3勝3敗となった。前田も7回に登板しポストシーズン(PS)5試合目で初失点。ワールドシリーズ出場を懸けた第7戦は20日(同21日)、ミルウォーキーで行われる。

 痛すぎる失投だった。3点差の7回2死二、三塁。前田がサンタナに投じた初球のスライダーは本塁手前でワンバウンドした。痛恨の暴投によって今ポストシーズン5試合目で初失点。「際どい所を狙ったのがワンバウンドになった。もったいなかった」と唇をかんだ。

 7回から6番手として救援。先頭のアギラに11球粘られた末に右翼線二塁打されたのが悪夢の始まりだった。「追い込んでから、なかなか決めきれなかった。もう少し早く決められていれば楽になっていた」。イニングまたぎした8回に先頭打者に安打を許して降板。救援陣が打たれ、1回0/3で2安打2失点だった。

 チームも2連勝の勢いが消えた。先制したが、先発左腕・柳賢振が5失点。打線も6回以降は無安打で、ロバーツ監督は「得点が声援を呼んだのか、ファンが選手にエネルギーを与えたのか分からないが、熱気にあふれていた」と敵地ファンの大声援を認めた。

 第7戦は2年連続ワールドシリーズ進出がかかる。前田は「明日に向けて切り替えるしかない。明日は勝つしかないので」と必死に前を向いた。

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