アクーニャJr.がナ・リーグ新人王「この賞をいただけて光栄に思います」

スポーツ報知
ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.

 ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.選手(20)が12日(日本時間13日)、全米野球記者協会によるナ・リーグ新人王に選出された。ア・リーグからはエンゼルスの大谷翔平選手(24)が選ばれた。

 アクーニャ選手は30人の記者投票の中で、27人から1位投票を獲得して、現在ともに日米野球2018に参加しているナショナルズのJ・ソト選手(20)を圧倒した。13日の試合前、マツダスタジアムで会見した。

 「なんと言葉で表していいかわからないぐらい興奮しています。この賞をいただけて光栄に思います」と笑顔を見せたアクーニャJr.選手。ア・リーグで新人王を受賞した大谷について「本当にもう信じられない選手だなと思っていましたね。投げて良し、打って良しですし、僕としては、まずこの賞をとっておめでとうと言いたいです」と話した。

 アクーニャJr.選手は今季4月25日に敵地でのレッズ戦でメジャーデビュー。主に左翼手として、111試合に出場(108試合で先発出場)し、67試合でリードオフマンとしてチームのナ・リーグ東地区優勝に貢献。打率2割9分3厘、26本塁打、64打点の成績を残した。

 以下、会見全文

 「本当に興奮しています。なんと言葉で表したらいいのかわからないぐらい興奮しています。本当にこの賞をいただけて光栄に思います」

 ―どういうプレーヤーになっていきたいですか

 「本当にまず賞をいただけたことが光栄ですし、やっぱりまだ始まったばかりなので、自分としてはやらなくちゃいけないことがたくさんありますね。毎日毎日、毎年毎年、すばらしいパフォーマンスができるように、いろんな人のアドバイスを聞いて、どんどん人としてもプレーヤーとしても成長していきたいと思っています」

 ―ア・リーグで新人王を受賞した大谷についてどう思うか

 「本当にもう信じられない選手だなと思っていましたね。投げて良し、打って良しですし、僕としては、まずこの賞を取っておめでとうと言いたいです」

 ―ナ・リーグの新人王争いをしたソト選手について 「ソト選手とプレーすることは楽しいですし、見ていても楽しい選手だと思います。そういう選手と一緒にプレーできて、今すばらしい機会もらってると思いますし、お互い切磋琢磨(せっさたくま)していきたいと思っています」

 ―自身の父、祖父も野球選手、野球一家で育ったことが今につながっているか

 「自分の家族は野球一家なので、本当に家族として過ごしたのは良かったと思いますし、家族からアドバイスをもらって、こういう賞をいただけたのかなと思う」

 ―家族からもらった印象に残っている言葉は

 「自分の家族はマイナーリーグでプレーする時間が長かったんですけど、よく言われていたのが、常に全力でということですね。球場に行って試合に出る限りは、自分のことは100%でやれるようにということをいつも言われていました。それは覚えています」

 ―いろいろな国の選手で形成されている今回のMLB選抜チーム。安打が出る度に踊ったりと、一丸になっている。日本に来て、野球が世界を一つにする、野球が世界に広まっていることについてどう思うか

 「特にやっぱりちょっとアメリカ人とは違うのかな、と思うところはあるんですけど、アメリカ人とラテンの人が違うところはありますけど、特にラテンの僕たちは常に楽しむということを思ってますし、試合中に歌ったりとか踊ったりとか、というのはエネルギーとして楽しみながらやっているので、そういうのが平和につながってくれればと思います」

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