大谷の新人王、米メディアは「後半から打撃良くなったのは驚き」

スポーツ報知
ア・リーグの新人王を獲得した大谷(左)は、1年間サポートをしてくれた水原通訳の手を掲げて笑顔を見せた(エンゼルス球団提供)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が12日(日本時間13日)、ア・リーグの最優秀新人(新人王)に選出された。日本選手では1995年の野茂英雄投手(ドジャース)、2000年の佐々木主浩投手、01年のイチロー外野手(ともにマリナーズ)以来17年ぶり4人目の快挙。投票権を持つ30人のうち29人が3位票までに投票し、2位以下に大差をつける圧勝だった。

 新人王はヤンキース・アンドゥハーとの一騎打ちの様相を呈していたが、関係者の投票後、発表にいたるまで米メディアは、様々な角度からの「目」で大谷を表した。

 投票資格を持つFOXスポーツウェストのジル・ペインター記者は「ルース以来、誰もやったことのないことをやっている。打撃が後半から良くなったことも驚き」と語る。エンゼルスと同じア・リーグ西地区のマリナーズ公式サイトのグレッグ・ジョン記者は「数字を見比べると大谷が優勢」と予想した。

 一方でヤンキースはプレーオフに進出し、エンゼルスは地区4位に低迷した。ヤンキース担当でスポーツ専門局ESPNのコーリー・ハービー記者は「個人の賞だが、チームを勝たせているか」と指摘。その上でメジャー初の黒人選手で初代新人王のジャッキー・ロビンソンを引き合いに出し「新人王に最初に選ばれた最大の理由は誰もやっていないことをやったから。それも考慮されるべきだ」との見解も示していた。

野球

×