“師匠”松井秀喜氏、岡本の一発にご満悦「いい本塁打が見られた」

スポーツ報知
松井秀喜一塁コーチ(55)と言葉を交わす一塁手・岡本(カメラ・馬場 秀則)

◆日米野球第5戦 侍ジャパン6―5MLBオールスター(14日・ナゴヤドーム)

 日米野球は、ナゴヤDに舞台を移して第5戦が行われ、巨人・岡本が待望の初アーチを放った。「5番・一塁」で出場し、2点を追う2回先頭で中越えソロ。7回には右前安打を放ち、この試合前まで計11打数1安打だった苦境を脱した。日本は7回、岡本の安打から始まり、最後は代打・山川の同点2点二塁打で一挙4点。8回に甲斐の適時二塁打で逆転勝ちした。対戦成績を4勝1敗とし、2大会連続の勝ち越しを決めた。15日に同球場で最終第6戦が行われる。

 MLBオールスターチームでベースコーチを務める松井秀喜氏(44)=ヤンキースGM特別アドバイザー=が岡本の日米野球初アーチを喜んだ。テレビ中継で「教え子ではないが、いい本塁打だった。彼は中堅方向にいい打球が飛ぶ。このシリーズは良くなかったが、いい本塁打が見られた」と語った。

 松井氏は臨時コーチとして参加した春季キャンプで岡本に下半身主導の打撃フォームを伝授。史上最年少22歳での「打率3割、30本塁打、100打点」に大きく貢献した。今シリーズ前には「この半年で何が起こったのか。いい意味で楽しみ」と期待していた22歳の一発。

 岡本が一塁の守備に就く際にベースコーチの位置から「ナイスバッティング」と声をかけたという松井氏は満足感を漂わせた。

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