大谷の元同僚バルブエナ事故死…ウインターL遠征先から車で帰宅途中

スポーツ報知
2月のキャンプ中、バルブエナ(右)とベンチで話す大谷

 大谷ショック―。エンゼルスの大谷翔平投手(24)と8月途中までチームメートだったL・バルブエナ内野手(33)が6日夜、母国ベネズエラで交通事故死した。報道によるとバルブエナは母国ベネズエラでのウィンターリーグのカルディナスでプレー。6日に約360キロもある遠征先の町から本拠地に車で帰る途中、道路事情が悪く、石に乗り上げて道路から転落した模様と伝えられている。

 左打ちのバルブエナはメジャー11年目の内野手。大谷が本塁打を打つ度にベンチ内で一緒にお辞儀やジャンプなどのパフォーマンスを行ったり、日本人記者団からもらった日本の鉢巻きを巻いて練習に励むなど気さくな明るい性格だった。エンゼルスとは17年に2年契約。今季は96試合に出場して打率1割9分9厘。8月7日に解雇されていた。

 この事故で、同乗していたのはかつて日本球界に在籍していた2人だった。2010年に横浜(現DeNA)、11年にロッテでプレーしたJ・カスティーヨ内野手(37)も死亡。昨年、ヤクルトでプレーしたC・リベロ内野手(30)は重体だという。

 近年のメジャーでは17年1月にロイヤルズの右腕エース、Y・ベンチュラ投手が母国ドミニカ共和国で25歳の若さで亡くなるなど、ラテン系選手の交通事故死が少なくない。所属していたエンゼルスやメジャーの公式ツイッターは、ともに「我々は突然の悲劇に悲しみにくれています」などと投稿した。

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