ジャイアンツも菊池雄星獲得へ本腰 ザイディ編成本部長「熱心に調査を続けてきた選手」

スポーツ報知
西海岸の球団が獲得を目指す菊池

 雄星獲得へ西海岸のマリナーズが本命か。ウィンターミーティング(WM)2日目の11日(日本時間12日)、西武からポスティングシステムでメジャー行きを目指す菊池雄星投手(27)に対し、マリナーズのディポトGMが「我々はキクチが好きだ」と左腕の獲得がオフの最優先事項であることを示唆した。また、ジャイアンツのザイディ編成本部長が前向き発言。気候が温暖で、多くの日本人投手が活躍した西海岸のチームから目が離せなくなってきた。

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 ジャイアンツのザイディ編成本部長は菊池について、「詳細を話すことはできないが、熱心に調査を続けてきた選手であり、彼について球団で話し合っていく」と、交渉に前向きな姿勢を示した。エース左腕のバムガーナーが不振、15年オフに6年1億3000万ドルの大型契約を結んだ右腕クエトが右肘再建手術を受け、来年9月まで戦列を離れる見込みで、先発補強は今オフの課題。「今年、頑張った若手もいるが、来年の開幕はマイナーになる可能性もあるので、1、2人の先発補強を見込んでいる。FA、トレードを含め市場を検討している」と同編成本部長。今季までGMを務めたドジャース時代には、前田健太投手を獲得した。「ケンタを獲得した経験もあり、日本のトップクラスの選手がメジャーに来る時は常に、興味深く見ている」と日本市場を高く評価。スコット・ボラス代理人と接触はしていないが、13日の閉幕までには会談の予定があると明かした。

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