ブルージェイズが菊池雄星に猛アタック アトキンスGM「大きな関心」

2018年12月15日5時30分  スポーツ報知
  • 菊池雄星

 ブルージェイズのアトキンスGM(45)がウィンターミーティング最終日の13日(日本時間14日)、本紙の単独取材に答え、ポスティングでのメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)との面談参加を希望。左腕を心待ちにしている心情を明らかにした。本命マリナーズ、対抗ジャイアンツと西海岸のチーム主導で争奪戦が繰り広げられる中、気候に影響のない屋根付き球場を本拠にするブ軍が猛アタックをかけてきた。

 マリナーズのディポトGM、ジャイアンツのザイディGMが菊池獲りを公言し、米西海岸に向き始めた風向きが、カナダからのラブコールによって変わるかもしれない。

 アトキンスGMは「西海岸志望? そうでないことを心から望みたい。我々は一貫して彼に大きな関心を持っている。才能に恵まれた選手で、チームをアップグレードさせる戦力だ。トロントという素晴らしい街のことをぜひ知ってほしい。川崎が愛されたように、トロントの人は日本人選手にリスペクトを持っている」とまくし立てた。

 先月のGM会議時点から「交渉の準備はできている」と前のめりだった同GMは「我々の熱意は変わらない」と強調。11年オフ、ダルビッシュ有(カブス)がポスティング移籍する際にもレンジャーズに次ぐ入札金を提示したこともあり、日本人大物先発投手への思いは強い。

 代理人のボラス氏は「(ヤンキース)田中の例もあるじゃないか」と日本に近く、日本人コミュニティーがある西海岸にはこだわらない姿勢を見せている。同氏はブ軍が望めば、月末にロサンゼルスで本人と直接面談する機会を設ける考えを明かした。同GMも「ぜひそうなればいい」と参加を表明し、ブ軍にとっては格好のプレゼンテーションの場になりそうだ。

 ヤンキースのキャッシュマンGMが「交渉を継続中」と公言するほか、ドジャース、フィリーズなど獲得に興味を示す球団が出そろった。菊池は近日中にも渡米。年俸、出来高、環境面のサポートなど、条件についてボラス氏と吟味する。田中がヤンキースと合意したのは最終期限の2日前。1月2日(日本時間3日)と最終期限が設定されている菊池はどうなるだろうか。(一村 順子)

 ◆トロント カナダ・オンタリオ州の州都。オンタリオ湖の北西に位置し、モントリオールとともに同国の金融、経済、工業の中心地。毎年のように「世界で住みやすい都市」上位に選ばれており、人口は約260万人(2011年)。ブ軍には07年に大家友和、13~15年に川崎宗則が在籍。本拠地ロジャーズセンターは開閉式ドーム。隣接する高さ約553メートルのCNタワーはランドマークになっている。

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