大谷翔平、菊池雄星との花巻東メジャー対決「見せたい」

スポーツ報知
自身の特大パネルの前でポーズをとるエンゼルス・大谷(カメラ・安藤 篤志)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が18日、東京・日本橋三越本店で始まった「2018年 報道写真展」の開会式に出席。母校・花巻東の3学年上の先輩にあたり、西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)との“同窓対決”を心待ちにした。

 「僕らが楽しみというより先生とかすごい楽しみなんじゃないかと。同世代の同じ高校の選手がメジャーで対戦する機会はなかなかない。見せたいというのは当然ある」

 プロで4度投げ合い、大谷が3勝(菊池は3敗)。打者では13年に2打数2三振と歯が立たなかったが、17年は3打数で二塁打を含む2安打と雪辱した。対戦イメージは出来ている。

 「打者になるかと思います。(お互いの)ローテが重なってというのは、1年間だとなかなかない。打者として僕が毎試合安定して出られる立場なら、打席に立つ機会はある」

 菊池は16日(日本時間17日)に米ロサンゼルスに到着。移籍交渉&自主トレと大忙しのオフを送る。連絡は控えているが、雄星先輩は右肘手術から復帰を目指す自身のカンフル剤だ。

 「僕が頑張れば、また対戦する機会もある。最短でいけば開幕ぐらい。もちろん最短を目指して。より数多く本塁打を打ちたいし、試合を決める一本が、自分の思い出に残る一本が数多く打てれば」。大谷の描く未来予想図が見えてきた。(小谷 真弥)

 ◆報道写真展出席撮られるの嫌 大谷は「報道写真展」の開会式でテープカットを行った。記念にニコン社製の一眼レフカメラを贈られ「撮られるのがすごい嫌いなので…。撮る方が好きになればなと」と報道陣の笑いを誘った。また来季序盤にキャッチボールを再開する見通しを示した。マウンド復帰は20年シーズンとなる。「来年投げることはないし、焦って早くすることはないので」。打撃については「1月に入って、(バットを)軽く振ったりとかは始まる」と説明。年末は故郷・岩手へ帰省予定だ。

 ◆過去にはPL対決も 日本人メジャーで同じ高校出身同士が、投手と打者で対戦したことは1度だけある。07年7月16日、PL学園出身のパイレーツ・桑田真澄(現スポーツ報知評論家)がロッキーズ戦(PNCパーク)の6回から登板すると、2人目の打者はPLで8学年下の松井稼頭央(現西武2軍監督)。二ゴロに抑え、先輩の意地を見せた。なお、先発投手同士の同窓対決はまだない。

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