マリナーズ移籍の雄星が西武の球団事務所であいさつ「9年間本当に感謝の思いでいっぱい」

スポーツ報知
西武の球団事務所にあいさつに訪れたマリナーズ・菊池

 ポスティングシステムでマリナーズ入りした菊池雄星投手(27)が7日、所沢市内にある古巣・西武の球団事務所を訪れて居郷球団社長や渡辺ゼネラルマネジャー(GM)らに惜別のあいさつをした。

 隣接する西武第二球場や若獅子寮にも足を運び「9年間本当に感謝の思いでいっぱいで、ライオンズでよかったなと改めて思いました」と名残惜しそうに、別れを告げた。

 花巻東高から2009年のドラフト1位で西武に入団してから9年。ラストシーズンとなった昨季はエースとして14勝を挙げて、リーグ優勝に導いた。入団直後はケガなどもあって結果が出ない時期も乗り越えてきただけに「最後の最後で優勝出来たことが一番思い出に残っています。でも勝った喜びよりも、結果が出ない時にもがきながら練習したり、ケガをしながらリハビリをみんなで励まし合いながらしたりと、そういう苦しんだ時期、もがいていた時期の方が不思議と色んな事があったなと、今となってはいい思い出として頭の中に残っています」と振り返った。

 マリナーズとは最大で7年120億円の大型契約を結び、エースナンバーの「18」を背負う。米国から帰国した前日の6日も、帰宅後に約1時間ランニングで汗を流したといい「1年目から(先発)ローテーションの選手として回る責任はあると思う。チームの中心となって活躍しないといけないと思います」と決意を口にして、慣れ親しんだ所沢の地から去っていった。

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