レイズ、米の二刀流デービッドソン獲りか

スポーツ報知

 レイズが、昨季ホワイトソックスで3度マウンドに上がって無失点に抑えたマット・デービッドソン内野手(27)獲得に興味を持っていると12日(日本時間13日)、敏腕記者として知られるK・ローゼンタール記者がツイート。獲得した場合には、野手だけでなく、投手として多く登板する可能性が高い、と伝えた。

 デービッドソンは一昨年26本塁打、昨年は開幕戦史上4人目となる1試合3発を含め20本塁打を放ったスラッガー。やや守備に難があることと三振が2年続けて165と全打席の3割以上を占める粗さでホ軍から戦力外となって、現在はFAになっている。

 昨季は、大量失点試合で3度マウンドに上がって、計3イニングを1安打。最速92マイル(約148キロ)の速球にカーブ、チェンジアップを駆使。強打を誇るヤンキースのスタントン、レンジャーズのオドルから、それぞれ三振を奪った。打撃では左投手には2割8分9厘と打ち込んだ一方、右投手には2割8厘に終わった。

 レイズのキャッシュ監督は、昨季“オープナー”という救援投手を1、2回だけ投げさせ、通常の先発を2番手に送り込む戦法を編み出した。デービッドソン獲得なら、代打に出てきた直後、マウンドに上がる“奇策”も見られるかもしれないだけに、去就が注目される。

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