米野球殿堂、リベラ氏が最有力…ヤンキースで歴代最多652セーブ

スポーツ報知
2019年度米野球殿堂主な候補者

 米国の野球殿堂入りが、米東部時間22日午後6時15分(日本時間23日午前8時15分)に発表される。投手は300勝、打者は500本塁打などが殿堂入りの目安とされ、印象的な活躍をすると評価が高まる。今年の候補にはヤンキースで歴代最多652セーブを挙げたマリアノ・リベラ氏が最有力とみられる。

 昨年11月に全米野球記者協会が候補者として35人を発表し、そのうち20人が引退から5年が経過して新たに候補者入りした。リベラ氏はカットボールを武器に君臨、一発当選が確実視されている。マリナーズなどで活躍したケン・グリフィー氏が3年前に記録した99・3%の最高得票率記録を抜き、満票となるかが注目だ。

 通算203勝で、両リーグでサイ・ヤング賞を獲得し、2017年11月に搭乗していた小型機が墜落して40歳で死去した故ロイ・ハラデー氏、通算256勝でヤ軍の黄金期を築いた左腕アンディ・ペティット氏の初年度当選は厳しそうだ。

 殿堂入りは記者投票で決まり、75%以上の得票が必要。マリナーズで2度の首位打者含め通算2247安打のエドガー・マルティネス氏は、昨年は70・4%で惜しくも届かなかった。対象最後となる10年目での当選はあるか。薬物疑惑で得票率75%超えが厳しい通算354勝のロジャー・クレメンス、通算最多762本塁打のバリー・ボンズ両氏の獲得票数にも注目だ。

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