【ＭＬＢ】ヤンキース田中将大、古巣ルーキーに２４連勝の極意伝授

　ヤンキースの田中将大投手（３０）が２３日、古巣・楽天の新人９選手（ドラフト１位の辰己は所用で欠席）に質疑応答形式で特別講義を行い、ドラフト３位・引地秀一郎投手（１８）＝倉敷商＝に１３年に達成したシーズン２４連勝の極意を伝授した。

　負けない投手に憧れ、これまでも「田中さんを超えるシーズン２５連勝を達成したい」と壮大な夢を口にしてきた引地が、率直な思いをマー君にぶつけた。

　「２４連勝はどうやったらできますか？」

　すると、田中は金言を授けた。

　「試合の流れをよく分かった上で投げて、要所を締めたり、その日その日のベストを尽くすべきだね」

　これを聞いた引地は「これまでは、調子が悪い時はどうしても『きょうは調子が悪いな…』と思いながら投げてしまっていた。きょうの話を聞いて、調子が悪くても、その日のベストを探して、それを続けていきます」と目を輝かせた。

　メジャー移籍後から続けている恒例行事を終えた田中は「僕が思うところを言っただけです。毎年こうやってオファーしていただいてるので、何か協力できることがあれば」と後輩たちの飛躍に期待を寄せた。