ヤンキース・田中将大、キャンプ初ブルペンで存在感見せる

スポーツ報知
ブルペンで投球練習を行うヤンキースの田中将大

 【タンパ(米フロリダ州)=一村順子】ヤンキースの田中将大投手(30)が、キャンプ2日目の15日(日本時間16日)、ブルペンで投球練習を行った。ネイビーを基本にグレーの紐が通った今季のニューモデル・グラブを手にブルペン入り。ヒガシオカ控え捕手のミットを目掛けて、丁寧に、ノーワインドアップとセットから、変化球を含めて33球を投げ込み、「まずまず、投げられたと思います」と充実した表情で語った。

 「ブルペンに何回も入って、平地でも何回も投げて、段階が踏めている」

 1月の豪州自主トレで2度、帰国後日本で3度、ブルペン投球を行い、タンパ入り後も12日にマイナー施設でブルペンに入った。

 この日で通算7度目と、過去にないハイペース。「ペース自体は遅いよりいい。進んでいたら緩めることもできる。遅れて急ピッチでやる方が負担は大きい訳ですから」と、視界は良好だ。

 見守ったロスチャイルド投手コーチも、「例年より、仕上がりが早い。肘の状態も良く、しっかり投げ込んできたのが分かる。やるべきことを熟知している彼を信頼している」と目を細めた。

 恒例の沖縄ではなく、温暖な気候を求めて豪州に自主トレ環境を変えた。「チャレンジはチャレンジだった。初めての地で全て手探りだったけれど、色々な方のサポートがあり、大成功だったと思っている」。豪州自主トレの成果が、早くも現れたキャンプ初ブルペンとなった。

 

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