イチロー一問一答「誰もやってきていないことを挑戦、結果として残してきた」

スポーツ報知
打撃練習するイチロー(カメラ・中島 傑)

 マリナーズ・イチロー外野手(45)が16日(日本時間17日)、アリゾナ州ピオリアで米球界19年目のシーズンへ向けてキャンプインした。昨季は5月3日にメジャー出場の前提となる40人枠を外れ、会長付特別補佐に就任。マイナーからの招待選手として現役に復帰したレジェンドは、フリー打撃で新たな打撃フォームを披露して快音を響かせた。日本で3月20、21日に行われるアスレチックスとの開幕カード(東京D)へ順調に滑り出した。

 ―キャンプ初日を選手として迎えた心境は。

 「誰もやってきていないことを挑戦するということは、僕はいくつか結果として残してきたことでもある。でも誰かがやったことがあることよりは、誰もやったことのないことの方が、飛び込んでいくという選択になる。それは常々してきたつもりだし、今回もそのひとつ。ユニークだし、特殊ではあるもののそのひとつとして考えています」

 ―キャンプが始まり、今考えることは。

 「それは場所がそうしてくれる。次のステージに気持ちを上げてくれるということがある。日本でずっとトレーニングをしていても、この場所に来ないとそれはできない。想像はしていたけど、イメージはしてきたつもりだけど、この1日にはかなわない。練習でどれだけバットを振っても1打席にはかなわない、その感覚に近いかな」

 ―練習の強度は。

 「軽めです。ずっと寒いところでやっていた。急に調子をこいてやるとね。それが怖いので。時差ボケが取れるまでは慣らしていく感じかな」

 ―菊池もチームメートになった。

 「きのうも今日もあいさつをしただけ。なにせピッチャーと野手は交わらないから。特にこの時期は」

 ―新しい選手も増えたが、チームの雰囲気は。

 「雰囲気はこれから作っていくもの。それはシーズンに入っていかないとできない。まずは名前と顔を覚えていかないと」

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