イチローにアクシデント…死球受け早退

スポーツ報知

 マリナーズ・イチロー外野手(45)が20日(日本時間21日)、マイナーからの招待選手として参加している米アリゾナ州ピオリアのキャンプ地で、投球を右足に受け、大事をとって練習を早退した。

 実戦形式の投球練習(ライブBP)のマウンドに立ったのは、2010年にサイ・ヤング賞を受賞しているマリナーズの右腕エースのフェリックス・ヘルナンデス投手(32)。同投手は毎年、春季キャンプでの仕上がりに時間がかかる投手としても知られている。

 イチローに対しての5球目のスライダーが右足外側のスパイクに近い下部に当たり、飛び退けながら思わず大きな声があがった。

 バックネット裏でしばらく様子を見てから、再び打席に入って4球を見たが、そのあとの練習には参加せず、大事をとってクラブハウスへ引き上げた。

 45歳のレジェンドは「地味に痛い。無理しても仕方ない」と淡々と話し、ドクターには診てもらうものの、レントゲンは撮らないという。明日からオープン戦が始まるが、初戦に参加するメンバーには入っておらず、その後の試合の参加メンバーはまだ発表されていない。

 イチローは昨季も3月にマリナーズと契約したもののキャンプで右ふくらはぎの張りに加え、マイナー選手中心の練習試合で頭部への死球を受け、退場するアクシデントがあった。開幕戦には間にあったものの、結局44打数9安打の打率2割5厘で、5月に一度はユニホームを脱ぐことになった。マイナー契約の今季はどうなるだろうか。

野球

×