イチロー、死球をうけた右足「100%に近い」

スポーツ報知

 前日の打撃練習で右足に投球を受けて練習を早退したマリナーズのイチロー外野手(45)が21日(日本時間22日)、室内で打撃練習を行うなど元気な姿を見せた。自身の境遇を日本での「ミミズク誤報」と重ね合わせて「(報道は)センセーショナルな方がいいからね。じゃあ、それに乗っていきますか」とイチロー節もさく裂。アスレチックスとの日本開幕戦(3月20、21日・東京D)に向けて順調に調整を進める。

 いつも通りのイチローがそこにいた。雨の影響でグラウンドでの全体練習はなく、室内ケージで約30分間の打撃練習を敢行。痛めた足を気にするそぶりは見せず、その後も屋根の付いたトレーニングスペースでランニングやサイドステップなどを軽快にこなした。

 前日はキャンプ施設を後にする際に右足を引きずっており「結構痛かったんですよ。実は」と明かしたが、「血流が良くなるから」と、自宅では初動負荷理論に基づいた専用マシンでトレーニング。その効果はてきめんのようで「マシンをやって、寝たら(痛みが)抜けていた感じ。100(%)じゃないけど、限りなく100に近い」と説明した。

 自身の練習早退が大々的に報じられていることを知ったイチローだったが「日本では(ミミズクの)置物に誤報が流れているから」と、生きているミミズクと置物を事実誤認して報道番組が謝罪した話題のニュースを引き合いに出した。さらに「(報道は)センセーショナルな方がいいからね。変な世の中になったね。全く。じゃあ、それに乗っていきますか」とイチロー節をさく裂。大事には至らなかった自身の負傷を大々的に報じる日本の報道にチクリ? ちゃめっ気たっぷりの明るい表情からは状態の良さが垣間見えた。

 17年は同僚との接触で腰などを負傷した。昨年のキャンプでは右ふくらはぎ痛と頭部死球に見舞われた。3年連続で“アクシデント”に見舞われた形だが、サービス監督は「問題はない。大丈夫」と心配がないことを強調した。

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