2008年、松坂大輔の勝ち星が岡島秀樹に…過去のMLB東京D開幕プレーバック〈3〉

スポーツ報知
記念すべき開幕戦は松坂が先発した(2008年3月25日)

◆2008年3月25日 Rソックス6ー5アスレチックス 3月26日 Rソックス1-5アスレチックス(東京ドーム)

 20、21日の両日、東京Dでアスレチックス・マリナーズのメジャー開幕シリーズが行われる。日本で開催されるのは2000年のメッツ・カブス戦から通算5度目。過去4度は、いずれもメジャーファンが大集合、超満員の中で繰り広げられた熱戦を振り返ってみよう。(構成・蛭間 豊章)

 前年に3年ぶりのワールドチャンピオンとなったRソックスとアスレチックスというア・リーグ創立メンバー同士の対決。メジャー1年目に15勝を挙げた松坂大輔が、日本人投手では野茂英雄(3度)に次いで2人目の開幕投手となった。

 「立ち上がりに慎重になりすぎ」(松坂)、初回にエリスの本塁打などで2点を失ったが、2回以降0行進で、6回表に3点を挙げ逆転したところで降板。しかし、2番手スナイダーが再逆転を許し白星がフイになった。それでも9回に追い付くと、その裏は1年目から中継ぎエースとなった岡島秀樹が登板し無失点。10回、主砲ラミレスが決勝2点二塁打を放って、岡島に08年メジャー白星一番乗りが転がりこんだ。「気持ちの高ぶりはありました。本当にうれしい。ダイスケ君は厳しい投球だったけど、しっかり立て直して先発として最低限のイニングを投げてくれた」と後輩の好投に感謝した。

 第2戦は、若き日のレスター(現カブス)が先発も、3回までに4失点とつかまって、アスレチックスが快勝。古豪対決は1勝1敗に終わった。

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