イチロー、このまま不振ならRソックスとの本拠開幕後にカットのうわさも

スポーツ報知
東京ドームで行われる開幕戦で、先発出場するイチロー

 日本でのラストイチローを見逃すな! アスレチックスとマリナーズの「2019 MGM MLB開幕戦」が20日、開幕する。スタメン出場するマリナーズのイチロー外野手(45)は19日、都内のホテルで行われたレセプションパーティーに出席。オープン戦から24打席連続ノーヒットと不振が続くレジェンドだが、サービス監督の期待に応えることができるだろうか。昨年5月以来のメジャー出場となる東京ドームで、日本中の声援を受けながら打席に立つ。

 サービス監督の開幕戦先発出場明言で、イチローのメジャー19年目(日米28年目)のシーズンが幕を開ける。三塁手シーガー、中堅手スミスと2人のレギュラーが戦列を離れており、5番目の外野手からの起用となった。昨年は打率2割5厘の不振で、5月3日に会長付特別補佐というポストに棚上げされた。ただ、その後は今年の日本開幕シリーズ出場に向けて“調整”を続けた。

 ただし、シーズン通じてメジャーに残れるかといえば、難しいと言わざるを得ない。レギュラーシーズンに入ってもこの不振が続くようなら、何らかの決断を迫られる。21日は雄星が先発する。ここでの決断はデビュー戦をないがしろにするだけに考えにくい。また、地元シアトルでは28日(日本時間29日)、Rソックスとの現地開幕戦がある。25人枠のロースターに入れた上で、地元ファンに雄姿を見せた後に、カットするのではといううわさも流れている。

 その場合、考えられるのは次の5つではないか。

 〈1〉戦力外となって他チームのオファーを待つ

 〈2〉マリナーズのマイナーでプレーし昇格をうかがう

 〈3〉米独立リーグ入り

 〈4〉日本を含めた米国以外でのプレー

 〈5〉ユニホームを脱いでマリナーズのフロント入り

 50歳まで現役を目標に掲げているレジェンドだけに、どれを選択しても驚きはない。(ベースボールアナリスト・蛭間 豊章)

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