雄星、あす日本人投手最速デビュー「勝つ姿を見てもらいたい」

スポーツ報知
試合前会見に出席した、21日の第2戦登板予定のマリナーズの菊池雄星

 21日のアスレチックス戦(東京D)に先発するマリナーズの菊池雄星投手(27)は20日、東京ドームで記者会見に臨み、メジャーデビュー戦への意気込みを示した。

 「まさかメジャーリーガーとしてのキャリアのスタートを日本で迎えられるとは思わなかった。後にも先にもこんな経験はない。とにかく楽しみたい。そして、勝つ姿を日本の皆さんに見てもらいたい」と力を込めた。

 菊池は昨オフ、ポスティングシステムを利用して西武からマリナーズに移籍。メジャー球にも適応し、キャンプから順調な調整を続けてきた。メジャー1年目の日本人先発投手が開幕2戦目に先発するのは、09年の上原(当時オリオールズ)に並んで最速で、3月21日のデビューは最も早い。

 アスレチックスの強力打線について傾向や対策はイメージしつつ、「やれることは自分のボールを投げること。大事に大事に投げたい」と意欲。高校時代、西武時代を振り返りながら、「15歳の時、花巻東の監督さんから『メジャーを目指そう』と話していただいた。一時期はそんなことを言っていられる状況ではなかったが、やっとあした、その舞台に立てることは感慨深い」と、決意に満ちた表情を浮かべた。

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