ドジャース前田健太の初登板は開幕3戦目に決定

スポーツ報知

 ドジャースの前田健太投手(30)のレギュラーシーズン初登板が、30日(日本時間31日)に本拠ロサンゼルスで行われるダイヤモンドバックスとの開幕3戦目に決まった。ロバーツ監督が22日(同23日)に明かした。

 今オープン戦、ここまで4試合に登板して2勝0敗、防御率2・70。順調な調整を続け、第3戦の先発を任された前田は「投げる順番は関係ないので、しっかりそこに向けて準備していきたい」と気を引き締めた。

 ドジャースの先発陣はエース左腕カーショーが左肩の故障で出遅れ、ベテラン左腕のヒルも左膝を故障。実績のある2人が開幕から離脱することで前田にかかる負担も大きなものとなるが、メジャー4年目の右腕は「自分のやることは変わらない。すぐ2人とも帰ってくると思うので、いつも通り(自分が)いい状態で迎えられるように」と泰然と話した。

 今キャンプでは変化球の精度向上に努め、「チェンジアップをいろんなバリエーション、場面で使えるようになった。(去年までは)右バッターだったら困ったらスライダーという配球になっていたけど、今は他のボールも選択肢にある」。4年目を迎えて投球の幅をさらに広げた。

 オープン戦最後の登板となる25日(同26日)の試合は、キャンプ地を離れてエンゼルスの本拠地アナハイムで行われる。前田は「キャンプ地の球場じゃなくなるので、もう一度ルーチンを思い出しながら、気持ち的にもシーズンに入るような準備を一度やっておこうと思う」。準備を怠ることなく、開幕を迎える。 (グレンデール=穐村 賢通信員) 

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