【中日】ドラ6山本拓、名門・市西宮の歴史変えた!?「センター試験受けません」

スポーツ報知
自主トレの合間に笑顔を見せる山本拓

 中日のドラフト6位・山本拓実投手(17)=市西宮=が母校の歴史を変えた!? 10日、ナゴヤ球場で新人合同自主トレに参加。13、14日に全国で行われるセンター試験を受験するはずもないが、これが市西宮では数年に1人の珍しいケースになると明かした。

 市西宮は兵庫県有数の公立進学校。進学率は100%で、大学への推薦入学が決まっている生徒も含め、3年生はセンター試験の受験をほぼ義務づけられているという。しかし山本は「もちろん僕は受けません。イチニシ(市西宮)では何年かぶりみたいです」。私学の野球強豪校では考えられないことだが、6日の入寮以降はすべて欠席扱いで「一応出席日数が足りているので卒業はできます」とのことだ。

 そんな文武両道右腕は、早くもプロでの“成長”を実感している。9日の健康診断で身長が0・5センチ伸びて167・5センチになったことが判明したのだ。申請している身長は167センチで、投手ではチームメートの谷元らと並ぶプロ野球“最小”タイ。報道陣から、いっそ公称170センチの大台に変更したらどうかと提案されたが「いえ。ウソはついたら、いつかバレるんで」と首を横に振った。

 会話を聞きつけた中田アマスカウトディレクターは「ヨネも172センチやと言うてたけど、ホンマは168センチしかなかったんや」とニヤニヤ。ダシにされた米村アマスカウトチーフは、現役時代の小さなウソを反省して肩をすくめていた。

 年末年始に兵庫・西宮市の甲山周辺などを走りすぎた影響で右足親指にマメができ、7日から一部メニューを回避していたが、この日からフルメニューに復帰。短距離ダッシュなどで精力的な動きを披露した。小兵右腕は「まだ沖縄に行ったことないんです。サンゴ礁の海を見てみたい」とキャンプで初上陸する南の島に思いをはせていた。

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