【阪神】2年目右腕・小野“沢村賞スタイル”でフォーム矯正

スポーツ報知
投内連係の練習で汗を流す才木(手前)と小野

 阪神・小野泰己投手(23)が13日、沢村賞投手をほうふつとさせる、目配り投法を行っていることを明かした。

 沖縄・宜野座キャンプは第3クールの最終日。先発ローテ入りを狙う大卒2年目右腕はブルペンでカーブなど変化球を交え、48球を投げ込んだ。その際、「この前の試合(11日のDeNA戦)で体が前に突っ込んだので、それを修正するため」と、セットポジションからゆっくりと足を上げ、一度三塁方向へ目線を送って正対していることを確認。その後、投球動作へ入るセルフチェックをしながら、投球練習を続けた。

 投手は捕手のミットを見て投げるのが一般的だが、小野は2度の沢村賞を獲得した元ソフトバンクの斉藤和巳氏のように、足を上げた際、視線を意図的に三塁方向に目線を向けて始動する投法を試した。体が傾いていないことを確認しながらスムーズに体重移動を行うことで、ボールに最大限の力を伝える効果を、自らのアイデアで取り入れた。

 初の対外試合となったDeNA戦では2番手として登板し、3回無失点。しかし「まっすぐも、変化球も良くなかった」と、ボールが先行した内容に猛省した。先発枠を狙う若虎が、工夫の投球で猛アピールを続ける。

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