【DeNA】桜井、清宮から“6連続K”ラミ監督「2人にはヒストリーがある」

スポーツ報知
清宮を三振に仕留めた桜井

◆オープン戦 日本ハム1―1DeNA(11日・鎌ケ谷)

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=がDeNAとのオープン戦(鎌ケ谷)で、ドラフト5位・桜井周斗投手(18)=日大三=に前の打者を申告敬遠された後に3球三振するなど、4打数4三振に倒れた。「7番・DH」で初の2試合連続スタメンだったが、高校時代のライバル左腕に通算6連続K。オープン戦は10日から5打席連続三振で、19打席、15打数無安打となった。

 清宮から約1年4か月を挟み“6連続K”を奪ったDeNAのドラフト5位・桜井周斗投手(18)=日大三=だが、登板後の表情は複雑。順当ならイニング6人目の打者・清宮まで回らないはずが、2死満塁の大ピンチで対戦を迎えただけに、「打順を考えたら、きょうは(清宮と)やらないのがベストだった」と、結果よりも過程を反省した。

 ルーキー対決を演出したのはラミレス監督。2死一、二塁で大田のカウントが2ボールとなったところで、新ルールの「申告敬遠」をコールした。「現実的に考えても右(大田)よりも次の左(清宮)と勝負だし、エンターテインメント的にも2人にはヒストリーがあるからね。オープン戦だし、みんな喜んでくれたんじゃないかな」とニンマリだ。

 3球三振に仕留めたものの「(高校時代と)全くスイングが変わってる。1軍でスタメンになる力をつけている。次にやったら打たれそう。自分も危機感を持ってやらないと」と、清宮の成長を肌で感じた桜井。ラミレス監督は「もう一度(1軍で)チャンスを与える」と、ライバルに刺激を受けた左腕の奮起に期待していた。(星野 和明)

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