【中日】ビシエド“髪ってる”6打点…バリカンで1ミリ

スポーツ報知
帽子を取ってファンの声援に応えるビシエド

◆広島7―8中日(27日・マツダスタジアム)

 どうだと言わんばかりに、塁上で丸太のような両腕を目いっぱい広げた。5―7の8回1死満塁。ビシエドは一岡のカットボールを右中間へ走者一掃の逆転二塁打だ。「集中していた。この球場で、広島の地で勝ててうれしい」。マツダでは14年7月以来となるカード勝ち越しにチームを導いた。

 4打数無安打に終わった26日の試合後、リフレッシュも兼ねて髪を切ろうと、ガルシアのバリカンを拝借した。サイドがほぼスキンヘッドの左腕仕様。自身の頭に当てた時はすでに時遅しで、「やるしかない」と髪はわずか1ミリに。現在6勝、防御率1・69でリーグトップを走るガルシアの“御利益”か、ビシ砲は5回の適時二塁打、7回の2点適時打を含めた猛打賞で、自己最多6打点。「(この髪型を)続けていきたいね」とすっかりお気に入りだ。

 マツダでは18戦連続5失点以上となったが、両軍で計30安打の乱打戦を制した。森監督は「きょうは打つ方が頑張ってくれた。もう一方が大変だけどな」。この日4安打で首位打者を争うアルモンテも含め、助っ人トリオは強力。森中日が交流戦で台風の目になる。(嶋田 直人)

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