【楽天】本田の後輩・島内、西野ジャパンを応援!

スポーツ報知
3回2死三塁、左中間に適時二塁打を放つ島内

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA1―7楽天(19日・横浜)

 生まれ変わった楽天が止まらない。8―0と大勝した17日の阪神戦(楽天生命)から平石監督代行が指揮を執って2連勝。連勝は5月25日のソフトバンク戦(ヤフオクD)以来20試合ぶりだ。監督代行が初陣から2連勝は山田監督が休養した03年中日の佐々木監督代行以来となり、交流戦最終戦を勝って締めた平石監督代行は「負けて終わるより、勝って終われて良かった」とホッとした。

 遠く離れたロシアへも、ヒントとなる戦いだ。W杯2か月前にサッカー日本代表もハリルホジッチ監督が解任されて、西野監督が就任。楽天も16日の試合後に梨田監督が成績不振の責任を取って電撃辞任したが、目が覚めたように、息を吹き返した。日本代表MF本田圭佑の石川・星稜高で3学年後輩の島内も3回に左中間を破る適時二塁打を放ち「ワールドカップまで飛んでいけ! 1、2の3打法です」と「本田語録」に負けず劣らずの、「島内語録」でエールを送った。

 新指揮官は梨田野球を継承しながらも、新たな色を見せる。梨田前監督が交流戦前から積極的に起用してブレイクした俊足好打の田中は、3打席連続内野安打など4安打2盗塁。一方でアマダー、ディクソンを先発から外し、16年6月9日のヤクルト戦(コボスタ)以来となる、純国産打線を組んで、平石カラーを出した。3盗塁を絡めるなど機動力も生かし「今の状態を見る限りベストな打順。(3盗塁も)プラン通り」とうなずいた。

 「アグレッシブに」と意気込みを口にする平石監督代行。「これまで苦しい戦いだったので、これからが大事な戦いになる」。“緊急登板”でも結果を残す事が出来ることを十二分に証明した。(安藤 宏太)

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