【中日】落合氏、テレビ解説で竜戦士酷評…不調の福田は「期待値が高すぎる」

スポーツ報知
落合博満氏

◆中日0―3巨人(1日・ナゴヤドーム)

 中日元監督の落合博満氏(64)が、昨年1月の同球団GM退任後では初めてCBCテレビ(TBS系列)のプロ野球中継で解説を務めた。

 落合氏はプレーボール前から、この日を含めて最近5試合で1試合しかスタメン出場のない不調の福田永将内野手(29)について「復調? 復調というより期待値が高すぎるんじゃないかな」と辛口な論評。返す刀で、巨人の和製大砲・岡本を「槙原さんのあのスライダーがあれば絶対に打たれないと思います」と、巨人時代の僚友でダブル解説の槙原寛己氏(54)の宝刀を持ち出して斬り捨てた。

 落合氏はさらに、中日が1点を追う4回2死一、二塁、カウント2―2から直球を見逃して三振を喫した京田にも苦言を呈した。「追い込まれてから真っすぐを平気で見逃してくると、ベンチで『おめえ、何待ってたんだ』と聞くことになる」とバッサリ。少なくとも直球ならスイングすべきだと主張した。

 同様に1点を追う6回は、先頭の2番・亀沢が左前への当たり。一塁を蹴って二塁を欲張ったが、ヘッドスライディングもむなしく悠々タッチアウトになった。落合氏は「打って喜んじゃった。後先考えてない。申し訳ないけど。次は3、4、5番でしょ。間一髪アウトでも、間一髪セーフでもダメ。120%セーフ? それ以上の確率じゃないと(二塁進塁を試みるべきでない)」と判断の甘さを厳しく指摘した。

 また、今季ここまで4試合に先発して、2勝1敗、防御率1・63と復調著しい中日の先発・山井について「今年から『2段モーションを取りません』ってなったでしょ。あれがいろいろな投手に安心感を与えている」と解説。公認野球規則から「2段モーション」を反則投球とする項目が削除されたことが、山井をはじめ、西武・菊池、広島・大瀬良らの精神的余裕を生んでいると強調した。

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