殿堂入りの原辰徳氏、菅野から花束「球界発展のため頑張っていく」

2018年7月14日6時0分  スポーツ報知
  • 原辰徳氏の殿堂レリーフ

 今年1月にエキスパート表彰で殿堂入りした巨人前監督の原辰徳氏(59)、プレーヤー表彰で野球殿堂入りした元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(44)、阪神・金本知憲監督(50)の表彰式が13日、京セラDでオールスター戦の試合前に行われた。巨人を指揮して3度の日本一に輝いた原氏は、大観衆に祝福され、改めて栄誉の喜びを表した。

 晴れやかな表情で、原氏は甥(おい)の菅野から花束を受け取り、レリーフを眺めた。金本監督、同じチームで戦った松井氏とともに参加した表彰式。マイクの前に立つと「私の憧れでありましたオールスターゲーム。その貴重な時間の中で野球殿堂の表彰をしていただき、大変ありがとうございます」と感謝。その後の囲み取材では「誇れる2人と同時に受賞できたのは輝く年になったと思います」と喜びをかみ締めた。

 今年1月にエキスパート部門で殿堂入り。有効投票数の78・7%となる96票を集め、エキスパート表彰の候補2年目で受賞を果たした。原点は父・貢氏(14年死去)が監督を務めていた東海大相模高に入学を決断した時だった。

 「父は本当は一緒にやりたくなかった。でも、私がどうしてもやりたいと。『ならば、親子の縁を切るぞ。相当厳しくしても周りの人たちはいろいろな見方をする。その覚悟はできているのか』と言われたことがスタートでした」

 父子鷹として東海大相模、東海大までの計7年間戦い、80年のドラフトで4球団競合の末に巨人に入団。その後は巨人の4番として歴代4位の1066試合に出場した。冒頭のあいさつでは「父も天国で喜んでくれていると思います」と感慨深い表情を浮かべた。

 指揮官として挙げた勝利数は球団3位の947勝。12年間で7度のリーグ優勝、3度の日本一、09年のWBCでは世界一を経験した。「選手としてそれほど胸を張れる数字ではありません。しかし、周りの環境、皆さんの支えの中で、監督を12シーズン、WBCで世界一になれたことが、評価していただいたかなと思います」と話した。

 今後は「野球界発展のためにしっかりと頑張っていくことを誓い申し上げます」。未来を担う子どもたちへ、野球教室の開催や野球ができる環境を整えるなど発展に尽力していく。

 ◆原 辰徳(はら・たつのり)1958年7月22日、福岡・大牟田市生まれ。59歳。東海大相模で、父でもある原貢監督と3度夏の甲子園に出場。東海大を経て80年ドラフト1位で巨人入団。81年新人王、83年は打点王とMVP。95年現役引退。野手総合コーチ、ヘッドコーチを経て2002~03、06~15年の通算12シーズン巨人を指揮し、2度のリーグ3連覇や3度の日本一に導いた。現役通算1697試合、打率2割7分9厘、382本塁打、1093打点。監督通算1715試合で947勝712敗56分け、勝率5割7分1厘。

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