落合博満氏、中日時代の中村ノリ獲得の裏側語る「4回断ったけど…」

スポーツ報知
中日時代の落合監督(左)と中村紀洋(2007年10月撮影)

 元中日監督の落合博満氏(64)が15日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜・前11時55分)に出演し、中村紀洋氏(44)の中日入団の裏側について語った。

 中村氏は、オリックスを退団し、2007年の所属球団がなかったが、当時中日監督の落合氏が1本の電話をかけ、「野球を続けたいんだったら」と中日と育成契約を結び、中村氏も復活。同年の日本一に貢献し、日本シリーズMVPに輝いた。

 落合氏は「1本の電話とか言っているけど、あれ全部、梨田が動いたんだ。中村ノリは何も動いていない」と衝撃発言。近鉄時代に監督を務めた梨田昌孝氏(64)が動いていたことを明かした。

 「梨田は当時、解説者だったけれど、梨田から電話がかかってきたの。俺のところにきて…。4回断っているからね」と話した。梨田氏の熱意に根負けした落合氏は「育成でもいいか。近くに球団社長がいるから(聞いてみる)」と契約に至った経緯を語った。

 なぜ4回も断ったのかと問われると「(当時は)森野というサードがいたからね」と明快な回答。さらに落合氏は「1つだけ言ったのは、野球をやる道を作ってやるから。欲しいというところがきたら、大手を振って行け、好きなところに、と言った」と話した。中村氏は08年オフにFA宣言し楽天に移籍したが、何のわだかまりがないことを明かした。

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