【中日】田島、4試合連続失点で4年ぶり2軍落ち…迷える守護神「情けない」

スポーツ報知
田島

◆中日1―5広島(16日・ナゴヤドーム)

 中日の田島慎二投手(28)が17日に1軍登録を抹消されることが決まった。この日はビハインドの場面での登板だったが、1回1/3を1失点。自身4試合連続失点と結果を出せず、首脳陣が降格を決断した。「こんなピッチングをして情けない。恥ずかしい。(2軍で)しっかりやってきます」と肩を落とした田島の不調による2軍落ちは、2014年9月以来だ。

 6月28日のヤクルト戦(神宮)で山田哲に逆転サヨナラ3ランを浴びるなど、抑え失敗が相次いだ田島は、首脳陣から「2軍で再調整か、配置転換か」の二者択一を迫られて、中継ぎへの配置選択を志願。しかし同月30日の巨人戦(ナゴヤドーム)でも2点ビハインドの6回から登板し、2回1失点と結果を残せなかった。

 この日は、その巨人戦以来、17日ぶりのマウンド。3点ビハインドの8回2死二塁での登板だった。しかし、代打・新井、田中に連続四球を与えて満塁とピンチを広げた。続く菊池は遊飛に打ち取ったが、9回にも2四球を与えるなどして1失点。常にボールが先行する投球内容に、森繁和監督(63)は試合後の囲み会見で「ほかの投手にもチャンスを与えないといけない。今頃(投手コーチが)慌てていろんなところ(2軍監督ら)に電話しているでしょう」と、ため息をついた。

 近藤真市投手コーチ(49)も「こういう世界。結果が出なければ、下(2軍)で頑張っている選手を使うのはどのチームも同じ。(6月まで)クローザーでやってたんだから、そのポジションに戻ってくれないと困る選手。しっかりやってきてほしい」。ブルペンコーチとして、迷える守護神の復活に期待していた。

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