【北神奈川】秦野総合、生田目慎吾の熱投で3年ぶり4回戦進出「秦野史上最高の夏に」

スポーツ報知

 ◆第100回全国高校野球選手権記念北神奈川大会▽3回戦 秦野総合5―2川崎総合科学(19日・サーティーフォー相模原)

 秦野総合のエース右腕・生田目慎吾(3年)が、166球の熱投で5安打2失点完投勝ち。チームを3年ぶりの4回戦進出に導いた。カーブをはじめとした変化球で相手打線を翻弄。「調子は悪かったんですが、8回の追加点と野手陣に助けられ、後半は気持ちよく投げられました」と一安心の表情を見せた。

 身長167センチと小柄で、高校に入学してから監督に肩の強さを見込まれ、投手に転向した。キャリアが浅い中、「(相手打者が)空振り三振した時の気持ちよさといったら…」。投手の喜びを知ったからこそ、日頃の練習にも一生懸命に取り組んだ。

 冬場の練習では、秦野にある標高235メートルの弘法山で走りこみ練習を行い、下半身を強化。また食トレにも励んだ結果、春にはOBから「一回り大きくなったんじゃないか」と言われる程に厚みが増した。

 次戦は第1シードの慶応。同校は、08年に秦野南が丘と大秦野が統合されて開校したが、11年目にして、夏は初めてシード校と対戦することになった。「慶応を破って、秦野史上最高の夏にしたい」と生田目。挑戦者は、大番狂わせを演じることに思いを巡らせている。

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