【ロッテ】ドラ1安田、井口監督“御前”でバックスクリーン特大弾

スポーツ報知

◆イースタンリーグ ロッテ8―8ヤクルト(20日・ZOZO)

 ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(19)が、井口監督が視察する前で3打数3安打4打点の大暴れ。今季中の1軍昇格へバットで猛アピールした。

 気温33度。照りつける日差しの下、安田が快音を響かせ続けた。圧巻だったのは5回。1死一塁で左腕・高橋の真ん中低めの直球を完璧に捉えると、打球は一直線にバックスクリーンへと消えた。18日の巨人戦(ロッテ浦和)に続く2戦連発となる6号2ランに「今までやってきたスイングを崩さないようにしている中で、今日はセンター方向にいい打球が打てた」と笑顔。指揮官が視察した14日の練習試合・西武戦(ロッテ浦和)でも一発を放っており、「今日はいい打撃ができた。簡単だけど強く振ることを意識している。やってきていることが出せた」と確かな手応えを口にした。

 4回には右翼線二塁打を放ち、7回には無死満塁のチャンスで、かつてのロッテのエース左腕・成瀬からバットを折りながらも力で中前に運ぶ2点適時打。開幕前は95キロだった体重も、100キロを超えた。「毎月1キロくらい増えている。順調にでかくなっています。落ちると思って増やしていたけど減らないんですよ」。ウエートトレーニングで全身を鍛え、筋肉量が増えた。効果はスイングスピードにも表れ、力負けしなくなってきた。

 井口監督からは「しっかり準備しておけよ」と、声を掛けられたルーキーは「しっかり気持ちを作って、切らさないように頑張っていきます」とキッパリ。大粒の汗を拭って帰路についた。

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