【日本ハム】井口、3年70登板目に4球リリーフでプロ1勝

スポーツ報知
8回に3番手として登板した井口がプロ初勝利

◆日本ハム7―5ソフトバンク(22日・札幌ドーム)

 日本ハムの井口和朋投手(24)が22日、プロ初勝利を挙げた。ソフトバンク戦で同点の8回2死一、三塁で救援。一打勝ち越しを許す場面でマウンドを託されると、内川を投ゴロに打ち取りピンチを切り抜けた。8回裏に打線が2点を勝ち越し。東農大北海道出身のプロ3年目右腕が、70登板目で初の勝利投手に輝いた。

 会心の仕事に、グラブを勢いよく叩いた。「いい場面で出させてもらったので気合入れて投げました」。外角高め145キロの直球でピンチを脱出。8回裏の中島の決勝打を呼び込み、わずか4球で勝利投手になった。

 今季は開幕1軍も4月9日に2軍落ちを告げられた。自らの投球を見直す中で「股関節の可動域が足りない」と、鎌ケ谷市にある施設に通い初動負荷トレーニングを取り入れた。「元々タテ回転で投げる投手なので。肘も上がってきていい感じになった」。フォームが修正されたことで、6月13日の再昇格後は12試合で失点は1試合。抜群の安定感でチームを支える。

 プロ初白星を手にした右腕に「あれだけ登板して勝てないっていうのは、このまま勝てない投手かと思っていたので本当によかった」と吉井理人投手コーチ(53)は大喜び。試合後はコーチから熱いハグで祝福された。(秦 雄太郎)

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