【阪神】ナバーロ、41打席目で日本初アーチ

スポーツ報知
2回無死、ナバーロが右越え本塁打を放つ

◆DeNA7―11阪神(22日・横浜)

 まだ空の明るい2回だった。「狙っていたわけではないけど、素直にうれしいです」。きれいな花火ショーの1番手は阪神のナバーロだ。6月30日のデビューから12試合、41打席目で待望の来日初アーチ。昨季11勝の今永から右翼席上段へ、勝ち越し弾を運び去った。

 試合前、敵将のラミレス監督から「途中から来たのは難しいと思うけど、しっかりと情報を集めて」とエールをもらった。日本で大成功を収めた先輩への、強烈な恩返し弾だった。新助っ人が口火を切り、復活気配のロサリオも「2人で打てればチームも勝てると思う」と2試合連続の7号2ランで初競演。右足腓骨(ひこつ)骨折が完治していない糸井は2戦連発と超人ぶりを発揮し、陽川が20打席ぶりの安打から中越えへ4号2ランで締めくくった。

 昨年9月以来となる1試合4本塁打に加え、先発野手全員安打で後半戦最多の11得点。24日から始まる首位・広島との3連戦(甲子園)へ向け、金本監督も「どれも大きかったよね。甲子園でもこれぐらい打ってほしい」と手応え十分の快勝だった。5連敗を挟み、7月初の連勝。これで乗らないわけがない。(長田 亨)

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