【広島】丸、3年連続20号!27日にもM点灯

スポーツ報知
7回1死一塁、勝ち越し2ランを放った丸(右)は、ベンチで迎えられ笑顔を見せる(カメラ・石田 順平)

◆広島8―6巨人(22日・マツダスタジアム)

 広島の夜空に描いた5本のアーチが、巨人の息の根を止めた。6点を追う4回2死。バティスタがチーム初安打となる右越えソロをたたき込むと、5回に田中、丸が2ランを放ち、鈴木もソロで続いた。

 今季3度目の1イニング3発で試合を振り出しに戻し、フィナーレを飾ったのは丸だ。7回1死一塁。上原の2球目を捉えた打球が左翼席に着弾した。「1打席目と同じで、とにかくつなぐことを考えていた。最高のスイングができた」。自身3年連続となる20号は、球団の日本人では栗原健太の4年連続(2006~09)以来の記録。月間3度のマルチ本塁打は、05年4月の新井以来、球団7人目の快挙となった。

 西日本豪雨の影響を受け、マツダでは16日ぶりの公式戦となった巨人との首位攻防3連戦。延長10回の下水流の逆転サヨナラ弾で初戦を制し、2戦目は菅野を攻略。この日は今季最多タイの5本塁打で、今季初めて6点差から逆転勝ちを決めた。神がかった3連勝に、緒方監督も「広島の皆さんの後押しを受けて、信じられないような勝ちが続いている」と驚きを隠せなかった。

 自力Vが消滅した巨人とのゲーム差は8に拡大。このまま勝ち続ければ、最短で27日にもマジック46か47が点灯する。丸はお立ち台で「広島で、皆さんの前で野球ができることの幸せを改めて感じた。この気持ちを忘れず、チーム一丸で戦っていきたい」と叫んだ。球団初の3連覇へ、独走態勢だ。(種村 亮)

野球

×